関節リウマチ原因

 
関節がこわばったり、痛みや腫れが出てしまったりという症状がある関節リウマチ。30~50代が発症のピークで、その多くが女性です。
 

男性より3~4倍ほど多いことから、女性ホルモンが関係しているのではないかと言われています。しかしその因果関係はまだはっきりとしていません。
 

その他にも原因とされることがいくつかあります。ではその原因をみていきましょう。
 

関節リウマチの原因は!?

先ほども言ったように、関節リウマチにはいくつかの原因があります。考えられる原因とは
 

  • 細菌やウイルスの感染によるもの
  • 遺伝によるもの
  • 歯周病や虫歯によるもの
  • 喫煙によるもの
  • 妊娠、出産によるもの
  • 過労やストレスによるもの

 

などが挙げられます。
 

細菌やウイルスの感染によるもの

通常、細菌やウイルスが体内に入ってきたら、「抗体」を使って異物を排除します。これが免疫というものです。
 

しかし何らかが原因で抗体が身体の細胞に攻撃してしまうことがあります。これを免疫異常といい、関節リウマチを引き起こしてしまう原因なのです。
 

関節リウマチの人は、「リウマチ因子」という抗体が、血液中に存在することがわかっています。この抗体が滑膜という、2つの骨を覆っている組織を攻撃してしまいます。
 

滑膜は、関節内に侵入してきた異物の除去や関節内の組織への栄養補給と潤滑のための関節液を作る働きをしています。
(引用:まもれ!関節)

すると軟骨がすり減るなどの症状が起こり、関節の痛みが生じてしまいます。
 

遺伝によるもの

関節リウマチの人とそうでない人の遺伝子には違いがあります。関節リウマチの人は、DR4というタンパク質で作られたHLAという遺伝子を持つ人が多いのです。
 

このDR4-HLAというのが免疫異常に何らかの関係があるのではないか、と考えられています。この遺伝子を持つ人は関節リウマチを患っている人の60~70%です。
 

しかしこの遺伝子を持っているからと言って、必ず関節リウマチを発症するわけではありません。反対にこの遺伝子がなくても、関節リウマチを発症してしまう可能性もあります。
 

関節リウマチの多い家系はありますが、DR4-HLA遺伝子は必ず遺伝するわけではありませんので、遺伝だけが原因というわけではありません。
 

歯周病や虫歯によるもの

関節リウマチを発症した人が、歯をきれいに磨いていると症状が改善する傾向にあります。これは歯周病菌が抗CCP抗体を作りやすくします。
 

抗CCP抗体は、今までのリウマチ因子けんさより、はるかに敏感であり、正確にリウマチの発症を予測できる検査です。早期リウマチに対する診断確定度も高く、他の検査でリウマチかどうか診断がつかない場合や現時点でリウマチ診断基準に満たない症状の患者さんでも、この抗CCP抗体で陽性であれば、リウマチであるという可能性は高くなります。
(引用:自由が丘整形外科)

歯周病菌が抗CCP抗体を作りやすくして、体内に抗CCP抗体が増えてしまうと関節リウマチが発症してしまう可能性が高くなるのです。
 

喫煙によるもの

喫煙者がリウマチになりタバコをやめると、リウマチの症状が改善されます。また煙草を吸っていない人より吸っている人の方が、関節リウマチになりやす傾向にあることが報告されています。
 

しかしその詳しい原因はわかっていません。
 

妊娠、出産によるもの

妊娠すると副腎皮質ステロイドホルモンという物質が増えて、体内の免疫が抑えられます。
 

しかし出産するとその反動で免疫の機能が高まるので、免疫異常が起こりやすくなってしまうと言われています。
 

関節リウマチの患者に女性が多いのは、妊娠や出産を経験しているからということも原因のひとつなのです。
 

過労やストレスによるもの

過労やストレスでホルモンバランスが崩れる、代謝異常が起こるなどが起こってしまいます。
 

それが原因となり免疫異常が起こってしまうことがあります。
 

まとめ

関節リウマチを引き起こすものとして、さまざまな要因が考えられます。遺伝子的要因、妊娠、出産は別としても、その他の要因は生活習慣を正しくすることである程度は避けることが出来ます。
 

生活習慣を改めることで免疫が正常に働き、異常を起こさないようにするのです。もし関節リウマチになってしまった場合でも、生活を改めることで症状が和らぐことも分かっています。
 

関節リウマチの予防や改善には、まず生活習慣を改めることから始めてみましょう。もちろん専門のお医者さまの診察を受けて、その指示には従ってくださいね。