神経痛ツボ

 
ツボを押す、いわゆる指圧ですね。痛みが頻繁に起こる時は、薬にばかり頼ってはいられません。
 

痛い時に『ここを押せば楽になる!』そんな魔法のツボがあればどんなに心強いでしょう。でも、あるんです。
 

全身で670種類もあるツボには、ちゃんと神経痛に効くツボがいくつもあります。自分にあったツボを覚えて、痛みに怯える生活からサヨナラしましょう。
 

初めてでもわかるツボのポイント

指圧師の人を正式には「按摩(あんま)マッサージ指圧師」と呼びます。これは国家資格のひとつなんです。ですから素人が見よう見まねでやっても、本当に効果が有るのか不安ですよね。
 

実際、プロのようにピンポイントにツボを押すことは難しいと思いますが、それでもある程度の効果は期待できます。
 

ツボ押しのポイント
 

  • 効果を出すには毎日続けることが大切です。
  • 1日に1~3回ほど行うと良いでしょう。
  • 痛みがある強い押し方はだめ。気持ちいい位の力で押します。
  • 押すのは指の腹や、丸みのあるペン。最近は指圧グッズもたくさん市販されています。
  • 鍼やお灸も併せて行うと効果的です。自分で出来る簡単グッズも市販されています。
  • ツボで治る症状は比較的軽い段階のものです。重い症状の人は専門医に診てもらいましょう。
  • ツボ押しと同時に、生活習慣や食生活も見直しましょう。

 

一番注意するのは、強く押しすぎない事。多くの人が『痛いくらい強く押すほうが効果が有る』と思い込んでいるようですが、優しく押さえるのがポイントです。
 

一口に神経痛と言っても色々あります。ここでは代表的な神経痛を取り上げて、それぞれに効くツボをお教えします。

坐骨神経痛に効くツボ

坐骨神経痛は腰痛と間違われやすいのですが、お尻の筋肉(大臀筋)の衰えから起こることが大半です。お尻を叩くとビンビン響く痛みがあれば、坐骨神経痛です。

風市(ふうし)

  • 1.まっすぐ立ち、両手も脇にまっすぐつけます。
  • 2.中指の先が当たる少しくぼんだところが風市(ツボ)です。
  • 3.風市を中指で、身体の中心に向けて左右同時に押します。

 

このツボを押すと痛みやしびれが引いて、足全体が軽くなります。

承扶(しょうふ)

坐骨神経の通り道にあるツボです。
 

  • 1.お尻の下に出来る横ジワの中間にあります。
  • 2.両手をお尻に当てるとお尻の一番とがった骨のところです
  • 3.お尻を持ち上げるように中指で押し上げます

 

このツボは、お尻や太ももの筋肉に命令を出す神経の通り道になるので、ヒップアップや脚やせ効果もあります。

委中(いちゅう)

膝の痛み、腰の痛みにも効果が有ります。
 

  • ひざの裏側の横ジワの真ん中にあります
  • 低めの椅子に座るとわかりやすいです
  • 片膝を両手で掴むようにして、中指で押すと押しやすいです
  • 揉むようにしても良いです

 

足の冷えやむくみも解消し、美脚にも効果ありです。

三叉神経痛(さんさしんけい)

三叉神経は顔面の神経で、鋭い電撃のような痛みが三叉神経痛です。これは血管の圧迫によって血流が悪くなり、顔面部分の血管が収縮して起こります。
 

ツボを押すと交感神経の働きが抑えられ、顔面の血管がゆるんで痛みが治まります。
 

下関(げかん)

下あごの運動神経や知覚神経、顔面の動脈に作用し、三叉神経を緩和させます。
 

  • 耳の穴の少し前(モミアゲよりも少し前)にあります
  • 口を大きく開けると骨が持ち上がり、閉じるとくぼみが出来るところです
  • 口を閉じた状態でくぼみを押します

 

このツボは、ほうれい線や顔のたるみにも効果があるので、日頃から押して損はないツボです。

勇泉(ゆうせん)

顔のツボは他にも色々ありますが、直接顔に触ると刺激となって痛みが強くなる可能性があります。そこで、先程の下関(げかん)の効果を高めるツボを紹介。
 

  • 足の裏にあります。
  • 人差し指の下(第2指の骨)でくぼんだところです。
  • 足裏で一番へこんでいて、押しやすい場所です
  • 少し強めに押します
  • 左右同様に行います

 

勇泉は万能のツボで血行を促進させ、全身の疲労を回復させる効果が有ります。

助間神経痛(ろっかんしんけいつう)

肋骨を動かすと痛みが走ります。体を動かす他にも、呼吸や咳、発声でも痛むことがあります。痛みは長時間は続かず、急な痛みが短時間起こります。

げき聞

循環器系の症状によく効き、動悸、息切れ、胸部の不快感、胸痛に用います。また、自律神経を鎮め、情緒を安定させます。
 

  • 掌を上に向けて、手首と肘の中間にあります
  • 腕の内側の真ん中辺り、少しくぼんだところです
  • 反対の手で掴むように持ち、親指の腹で中心に向かって押します

 

呼吸をすると痛むタイプの助間神経痛に効果があります。 

缺盆(けつぼん)

喘息や息苦しさ、胸の痛み、肋間神経痛に効果が有ります。
 

  • 鎖骨の中央、骨の上にあります
  • 乳首の真上にあたるくぼんだところです
  • 親指の先をしっかりと入れ、深部まで刺激が伝わるようにゆっくりと押します

中府(ちゅうふ)

肋間神経痛以外にも、痰や咳を止める効果があります。
 

  • 鎖骨の外側下の部分のくぼみで指1本分下にあります
  • 肩を掴むようにして、親指を当てて押し込むようにすると押しやすくなります

 

背中から胸にかけての痛みに効果が有ります。またバストアップのツボとも呼ばれています。

ツボがなぜ神経痛に効くのか

痛い場所からかなり離れているのに、ある一か所を押すだけで痛みが軽くなる、ツボって不思議ですよね。ツボは神経が密集している場所にあります。
 

神経に不調が起こった時ツボを押すと神経が刺激され、血流が改善されたり、免疫力が上がったり、ホルモンが分泌されたりと、神経の不調や内臓機能の回復を促す効果が、ツボにはあるのです。
 

東洋医学的に言うと、人の身体には経絡(けいらく)という「気」と「血」が流れる路があります。
 

病気になったり体調が崩れるのは、この気と血がスムーズに流れず滞っているからです。この滞っている場所をツボと言い、押してあげることで気と血が再び動き出すのです。
 

まとめ

実際に押してもらわないとツボの位置はわかりづらいでしょうが、気持ちいいところを探してみて下さい。くれぐれも力を入れすぎないように、『気持ちいい』または『痛気持ちいい』の力加減です。
 

脳と神経は密接につながっていて、ツボを押して気持ちいいのは、不調のサインでもあります。
 

なにも感じないツボは健康な証拠。ツボを日常的に押す習慣をつけていれば、症状の悪化や改善にもいち早く気付くことができます。
 

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