坐骨神経痛ストレス

 

寒い日や、雨の日になると痛みが出てくる、病気なのかさえよくわからない神経痛。神経痛は病気とは違い、症状のことですが、その奥には何らかの病気が潜んでいるのかもしれません。
 

年齢のせいと我慢してしまう人も多いようですが、痛みを治し、予防する方法もちゃんとあります。症状別に詳しくご紹介します。
 

神経痛の原因

神経には大きく分けて二つあります。
 

  • 脳と脊髄からなる「中枢神経」は全身に指令を送る役割があります。
  • 中枢神経の指令を諸器官に伝えるため、足先まで全身に網の目のように広がる神経を「末梢神経」と言います。

 

抹消神経はさらに二つに分かれます。
 

  • 「運動神経」⇒指令を受け、骨格筋を意識して動かす神経
  • 「自律神経」⇒呼吸、血液の循環、消化を無意識に行う神経

 

自律神経も二つに分かれます。
 

  • 「交感神経」⇒活動や緊張を司る
  • 「副交感神経」⇒休息やリラックスを司る

 

神経痛の症状

神経痛は、末梢神経が圧迫されたり炎症したりする事によって起こる痛みです。末梢神経は全身に張り巡らされているので、関節だけでなく、あらゆる場所が神経痛になる可能性があります。
 

不規則な間隔で針で刺されたような痛み、または焼けつくような痛みが特徴です。ただし長時間続くことはありません。
 

神経痛の原因が「わかるもの」と「わからないもの」

「痛み」や「しびれ」の症状が頻繁に起こる神経痛は、なぜ起こるのでしょうか。その原因は「症候性神経痛」と「特発性神経痛」に分かれます。
 

症候性神経痛

原因がはっきりしている神経痛です。痛みが起こる場所によって、呼び名が変わります。
 

坐骨神経痛の症状
  • 腰椎椎間板ヘルニアによって起こる事が多い
  • 主に中高年に発症
  • お尻や太ももの後ろ側、ふくらはぎにかけて、電気が走ったような鋭い痛みが出る
  • 左右どちらかに症状が出る
助間神経痛の症状
  • 助間神経はあばら骨の間にある神経
  • 圧迫や刺激を受けることによって、痛みが生じる
  • 椎間板ヘルニア、事故による骨折などが原因
  • ウイルス感染や内臓疾患が原因にもなる
  • 骨粗鬆症や身体の歪みが原因になることがある
  • 背中から胸にかけて、鋭い痛みが突然起こる
  • 深呼吸や大声を出す時など、助骨が動く時に痛みがひどくなる
  • 左右どちらかに症状が出る
三叉神経痛の症状
  • 三叉神経は顔面の感覚を脳に伝える神経
  • 神経の周囲にある血管が膨張すると、血管が圧迫や刺激を受けて痛みを生じる
  • 動脈硬化や脳腫瘍、脳動脈瘤が引き金になることがある
  • 疲れやストレスによる自律神経が原因になることがある
  • チクチクやズキズキといった刺すような痛み
  • 顔に冷たい風が当たると痛むこともある
  • 顔の左右どちらかだけに症状が出る
帯状疱疹後神経痛の症状
  • 帯状疱疹が治ったにも関わらず、痛みが続く帯状疱疹の合併症のこと
  • 針で刺すような痛みがある
  • 焼けるような痛みが持続する
  • 電気が走るような痛みが出る
  • 腫れ、締めつけられるような感じ
  • 痛覚や触覚など知覚の低下
  • これらの痛みがいくつか混じっていたり、時間と共に症状が変化するのが特徴

 

特発性神経痛

  • 痛みのある場所に病気が見つからず、原因がわからない神経痛です。神経痛は、病気以外にも冷えやストレスが原因となって起こる事も珍しくはありません。

神経痛の予防と治し方

  • 病気によって起こる神経痛は、原因となっている病気を治すことです。
     

    ただし、神経痛だと思っていたら違う病気だったということもありますので、早めの診察をおすすめします。例えば、顔面に痛みが出る三叉神経痛に似た症状に、副鼻腔炎や脳梗塞などがあります。
     

    神経痛の受診は、内科、神経内科が一般的で、腰痛や下肢、手足のしびれがある場合は整形外科、顔面の片側の異常や知覚などの場合は脳神経外科などがあります。
     

    また、原因がよくわからないけど痛みがひどい時は、痛みを専門として診療してくれるペインクリニックがあります。

  • 神経痛の原因は、神経の圧迫です。これは「体の歪み」から起こります。立っている時も座っている時にも、正しい姿勢を心掛けるのが一番です。
     

    同じ動きや姿勢、特定の身体の一部分へ負担がかからないようにします。実は正しい姿勢って意外と難しいんです。
     

    自分ではまっすぐにしているつもりが、前かがみになっていたり、後ろに反らし過ぎていたりします。あごを引いて、お腹を引っ込めます。
     

    頭のてっぺんから糸で引っ張られているイメージです。立ち姿を鏡に映したり、人に見てもらいましょう。

  • 筋肉を柔らかくするのと、血流改善のために、毎日運動やストレッチも行いましょう。

神経痛の薬

神経痛を治す薬はありません。原因となる病気を治す以外では、痛みを和らげる薬を使用します。
 

消炎鎮痛薬

飲み薬、貼り薬、坐薬があります。消炎鎮痛剤は効き目に個人差があります。種類も多いので、自分にあった薬を見つけてもらいましょう。
 

消炎鎮痛剤を処方してもらう時は、ほとんどが胃薬も一緒に出されます。これは胃腸に副作用が出やすいからです。「胃がチクチク痛む」「ムカムカする」「下痢になる」などの副作用がよく出ます。
 

また外用薬の湿布薬や塗り薬でも、かゆみ、かぶれ、湿疹、発赤などが出ることがあるので、使用後は十分注意しましょう。
 

リリカカプセル

特に神経痛によく効く鎮痛薬がリリカカプセルです。特に、帯状疱疹後神経痛や三叉神経痛に大きな効果があります。
 

ただ副作用が強いので注意が必要です。副作用に体重増加、頭痛、不眠、便秘、むくみ、心不全、腎障害、アナフィラキシーショックなどがあります。
 

筋緊張弛緩薬

坐骨神経痛などのように、筋肉が硬くなって神経を圧迫して起こる神経痛には、筋肉のこわばりをほぐす弛緩剤が効果あります。副作用として、眠気、吐気、発疹などがあります。
 

血管拡張薬

坐骨神経痛の場合、血液の循環を良くすることで痛みを和らげることができます。副作用として下痢、吐気、頭痛などがあります。
 

てんかんの薬(抗痙攣約)

カルバマゼピン(テグレトール)はてんかんの薬ですが、三叉神経痛にはよく効きます。副作用はふらつき、眠気、湿疹などがあります。
 
  
内服薬は痛みに速攻性が有るのですが、残念ながらほとんどの薬には副作用があります。用量用法を必ず守って服用するようにしましょう。
 

まとめ

神経痛は本当に辛い症状です。お薬の副作用が怖いからと歯を食いしばって我慢するのは、副作用より恐ろしい結果になるかもしれません。神経痛の原因が色々あるように、薬も症状に合わせて色々あります。
 

医師と相談しながら、上手に薬を使い、同時に自分で出来る運動やストレッチで坐骨神経痛を予防・改善していきましょう。
 

神経痛におすすめの医薬品