坐骨神経痛薬

 
「腰が痛い」「おしりがしびれる」「ふくらはぎがつる」その症状、坐骨神経痛かもしれません。坐骨神経痛とよく言いますが、これは病名ではありません。
 

検査をしてハッキリと病名が付くのは、「腰椎椎間板ヘルニア」や「変形性腰椎症」などです。その他の原因がわからない下半身の痛みを「坐骨神経痛」と呼びます。
 

症状の一種ですね。では、原因がわからな坐骨神経痛に効くお薬は、あるのでしょうか?

坐骨神経痛とは?

坐骨神経は腰から足先まで続いている神経で、途中で細かく枝分かれしています。広範囲に広がる神経なので、痛みも広範囲に出る可能性があります。
 

異常が出る原因も、「圧迫」「骨がすり減る」「筋力が弱る」など色々ありますが、主な症状としては
 

  • 足のふくらはぎの外側にしびれが起こる
  • 歩き出すと、おしりから太もも、足先にかけて、痛みやしびれが現れる
  • 足に力が入りにくく、左右の足の筋力の差が出てくる(症状が片側に現れることが多い)
  • 下半身に電気が走る感じがする
  • おしりに張りや痛み、コリなどを感じる

 

このように、場所も症状も様々な坐骨神経痛ですが、治療薬はあるのでしょうか?

坐骨神経痛に効くお薬はあるの?

正直、坐骨神経痛を治すお薬はありません。対処療法として、痛みを和らげるための「消炎鎮痛剤」、筋肉を柔らかくする「筋緊張弛緩剤」、血行を良くする「抹消循環改善薬」などが処方されます。
 

一時的にはいいかも知れませんが、薬には副作用が必ずありますので、長期の服用は避けたいものです。
 

神経が圧迫されて起こる坐骨神経痛は、圧迫を取るしか治す方法はありません。お薬で一時的に痛みを止めている間に、生活を改善して、圧迫する原因を取り除くことが一番の方法です。

坐骨神経痛と医薬品

現在治療を受けている人、また病院には行っていないけど痛みを感じる人を入れると、約3,000万人以上が坐骨神経痛にかかっていると言われています。
 

まさに国民病となった坐骨神経痛の人のために、薬局や通販で、坐骨神経痛に効果のあるお薬が販売されています。忙しくて病院に行けない人には、嬉しいことですよね。
 

不安な人は薬剤師さんに相談されるといいですよ。医薬品とは「配合されている有効成分の効果が薬事法によって認められ、病気の治療や予防に使われる薬」のことです。
 

ですから使用する際は、用法・用量を守って使わなければいけません。薬の他にも、おしりへの負荷を軽減する「円座クッション」、痛みがある部分を支えてくれる「サポーター」などもおすすめです。
 

スポーツ用のサポーターなら動きやすく、日常生活でも邪魔になりません。

坐骨神経痛に効果がある薬

坐骨神経痛によく使用されるのが「リリカ」という鎮痛剤です。焼けるようなヒリヒリした痛みや、ズキズキした痛み、しびれるような痛みに効果があります。
 

ただし、効き目が強い分副作用もあります。劇症肝炎を引き起こしたり、他にも体重の増加、頭痛やめまい、むくみ、不眠、かすみ目などの副作用が報告されています。

日常生活を見直そう

処方薬や市販の医薬品を服用しても、一時しのぎにしかなりません。肝心なのは日常生活の見直しです。日頃何気なく行っている行動や姿勢が、坐骨神経痛のもとになっているからです。
 

注意して欲しい日常生活の在り方

  • 座っている姿勢が悪いと、片側のおしりにだけ体重がかかります。長時間のデスクワークや運転をする人は、これが原因で坐骨神経痛になります。
  • 高すぎるハイヒール、締めつけるブーツ、スキニーなどのタイトパンツなど、おしゃれ優先の人も体に無理な圧迫をさせていることがあります。
  • 座っている時、歩いている時、猫背になっていませんか。背中やお腹の筋力が低下すると身体を支えることが出来ません。腹筋、背筋を意識して動かすようにしましょう。けっして、鍛えるのではなく、ストレッチのように、動かすだけで充分です。
  • 足の筋力も大切です。毎日ウオーキングとまではいかなくても、歩くようにしましょう。重い荷物は持たない方がいいですね。
  • 太り過ぎは、腰や膝に負担がかかります。食べ過ぎに注意です。

 

姿勢を正しくするだけで、かなりの筋力を使います。正しい姿勢を保ち、ストレッチなどで筋肉をほぐして柔らかくする、軽い運動で筋力をつけることを心掛けましょう。

体を温める

血行不良も坐骨神経痛を悪化させます。
 

  • 冷たいものは血行を悪くします。体が冷えると筋肉が硬くなり、痛みが増します。
  • シャワーばかりではなく、しっかり湯船に浸かって身体を温めましょう。お風呂の中でマッサージをすると効果的です。
  • 血行を良くすることで筋肉が柔らかくなり、筋力がつくと栄養も行き届くようになります。

 

自分で出来ることもたくさんありますが、症状によっては放っておくと危険な時もあります。
 

歩くのが困難だったり、肛門周辺がしびれたりする場合は、知覚障害や排尿障害を引き起こす可能性もあります。我慢をせず、早めに整形外科を受診してください。
 

まとめ

下半身に痛みが出ると、出歩くのが億劫になりますよね。家に閉じこもっていると、筋力もどんどん低下していきます。足腰の衰えは老化を早め、認知症などにつながります。
 

また足の筋力が弱いと、血液を心臓に送り出す力も弱まり、内臓にも悪い影響を与えます。そう考えると、一日も早く坐骨神経痛を治して、ハツラツとした日常を送りたいものですね。