肉離れ症状

 
膝の痛みには、大きく分けて二通りあります。一つは加齢による痛み。もう一つはスポーツなどの過剰な動きによる痛みです。
 

ジャンパー膝は字のごとく、ジャンプする競技などを行う人がかかるスポーツ障害です。若い人に起こりやすく、長い人生を膝の痛みで苦しめないためにも、早めの対処・治療が大切になります。詳しく説明しましょう。
 

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ジャンパー膝にはこんな人がなりやすい

ジャンパー膝は、10代の若い人で特に男性に多く、特に競技中にジャンプを頻繁に行うスポーツ選手がかかりやすい障害です。
 

  • バレーボール
  • バスケットボール
  • サッカー
  • 新体操
  • 縄跳び

 

新体操は、着地の時に膝が曲がっていると減点されるので、膝を伸ばして着地します。物凄い負担が膝にかかるのですが、ルールだから仕方ないですよね。
 

縄跳びも今やブーム。長縄跳びでパフォーマンスをしている人達をテレビで見たことがありませんか。その中で、シルク・ドゥ・ソレイユにも出演するほどの実力者が、やはりジャンパー膝にかかり治療に数か月を要しました。
 

身体のケアを怠らないプロでさえ、症状を引き起こしてしまうジャンパー膝。ジャンプをすると膝にどのようなことが起こってくるのでしょうか。
 

ジャンパー膝の原因は筋肉の硬さにあった

太ももの全面から外側にかけて、ぐるりと取り囲んでいる筋肉を「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」と言います。この筋肉が硬くなって起こるのがジャンパー膝です。
 

特に成長期は、骨の成長に筋肉の成長が追い付かないため、硬くなりやすいのです。筋肉が硬くなると、そのストレスが末梢の膝蓋骨周辺に蓄積されます。
 

「膝蓋(しつがい)」とは膝の皿のこと。その皿から足首まで腱が伸びているのですが、筋肉と骨のアンバランスによって、この皿の下の腱が腫れたり、痛みを出したりするのです。
 

成長に伴って現れる事が多いので、骨と筋肉の成長のバランスがとれると、自然に治る事もあります。
 

4段階に分けられるジャンパー膝の痛みと治し方

痛みの程度によって、4段階に分けることが出来ます。
 

運動後に痛みが生じる場合

  • ストレッチとマッサージでクールダウンさせるのが一般的です。無理な場合は、運動後に5分程ウロウロと歩き回るだけでも、クールダウンの効果はあります。大切なのは、動きを急に止めない事です。

運動前後に痛みが生じる場合

  • 運動前には必ず準備運動を行います。この当たり前の行動を怠ったり、中途半端な運動では意味がありません。筋肉や靭帯はゴムと同じです。
     

    冷えた状態のゴムに力を加えると、もろくなってすぐに損傷します。身体が冷えた状態(十分に温まっていない)だと、筋肉や靭帯は硬く、動きも鈍くて傷みやすい状態なのです。準備運動は十分に時間をかけて行いましょう。

  • 運動後のクールダウンも時間を惜しまず、しっかりと行います。ジャンパー膝の説明に「太ももの前面の筋肉をよく揉みほぐすように」と書いてあることが多いのですが、痛みの原因となる大腿四頭筋は、前面だけでなくグルッと太ももを囲むようにあります。
     

    前面も側面も同じように、というより前面より側面をより入念に揉みほぐす方が効果は上がります。もちろん、運動前にも揉みほぐしておきます。

運動に支障をきたす痛みが出る場合

  • 無理を続けると将来スポーツができなくなる可能性もあります。長期の休養が必要になるかもしれません。必ず整形外科を受診して指導を仰ぎましょう。

運動するのが不可能な場合

  • 考えられるのは、炎症が進行して腱の断裂が生じている状況です。この場合は縫合手術が必要になります。

「アイシング」を使ったジャンパー膝の治し方

肉離れ

アイシングがもたらす効果

  • アイシングとは冷やすこと。まさにクールダウンです。スポーツなど激しい運動をした後は、血液に乳酸が溜まります。乳酸の蓄積により筋肉に張りや痛みが起こります。アイシングはこの張りや痛みを抑える効果があります。
  • 冷やした効果で一時的に血管が収縮され、血液の流れを悪くしますが、アイシング終了後に血管は膨張し、血流が活性化されます。この瞬間、疲労物質である乳酸が勢いよく流され、老廃物と一緒に除去されます。疲労回復効果もあります。
  • アイシングには炎症を抑える効果があるので、筋肉や関節の組織を早急に回復させることが出来ます。成長期の子供たちには、上手にアイシングを取り入れるべきでしょう。

アイシングの正しいやり方

  • 運動が終わった直後に始めます。時間が経ってから行うのは意味がありません。
  • クラッシュアイスを袋に入れ空気を抜きます。患部に密着するようにします。氷に角があるようでしたら、水を入れて氷の角を溶かしましょう。冷たすぎる場合は、タオルを間に入れます。温度は0℃以下にならないように気をつけましょう。
  • 10分から長くても20分以内で終えます。冷やし過ぎるのは逆効果です。感覚で言うと
     

    最初は冷たいと感じる程度。少し痛い、または、ジーンとする感覚。
    次に、温かく感じるようになる。
    次に、チクチク感じる。
    最後に触った感覚がなくなる。
     

    そうなったらアイシング終了です。冷やし過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

ジャンパー膝の原因に対処するアイテム

サポーター

  • 本格的なLeda(レダ)やZAMST(ザムスト)の膝用サポーター、愛知式バイオメカサポーターから、価格的にも手頃なバンテリンサポーターやDr.W(ドクターダブル)など多種多様なものがあります。
     

    関節には大きな負荷がかかります。サポーターを選ぶ時は、手軽さで選ばずに、しっかりと負荷を減少させるものを選ばないと意味がありません。

トリガーポイント製品

トリガーポイントは筋膜や腱、靭帯などに存在するポイントで、過度の運動により痛みやしびれなどを引き起こす原因となります。
 

ここをマッサージすることも、ジャンパー膝にとって大切なことです。
 

有名なタイガーテールを始め、ローリングマッサージャーやマッサージローラーなどのネーミングで、筋肉を手軽にほぐせる製品が多数あります。これらを活用するのもおすすめです。

ジャンパー膝でも適度な筋トレは必要

『痛むから動かさず安静にします』…それで治ればお医者さんは要りませんよね。もちろん激しい運動はNGですが、ジャンパー膝の原因となる筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」を、柔らかくほぐしながら鍛えるのが一番いい方法です。
 

筋肉が弱いと、体重や運動による負荷を支えきれず、膝への負担が増します。ジャンパー膝の予防と改善のためにも筋トレは必要です。
 

筋トレで大腿四頭筋が太くなると、関節が安定して運動時の膝にかかる負担を筋肉が支えてくれます。程よい筋トレは、血流を促がして筋肉に栄養と酸素を送り、良い筋肉が育ちます。
 

ジャンパー膝にかかった後の筋トレ方法として
 

  • 片足を膝に乗せて行うスクワット(倒れないようにつかまりながらでOK)
  • ストレッチゴムを使って、足の曲げ伸ばし
  • うつ伏せになって、足首を手で掴みながら膝を曲げる

 

など、色々な筋トレ方法があります。痛むからと、動かさないでいると、大腿四頭筋が益々硬く萎縮して、症状が悪化する場合があります。心配な時は、マッサージから始めても効果はあります。

まとめ

ジャンパー膝は成長期の子供達がかかることが多いスポーツ障害です。指導者や親御さんはジャンパー膝の知識をしっかり持つことが必要です。
 

できれば初期の段階で症状を見極め、早期治療を行うことで悪化を防ぎ、痛みとうまく付き合うことによって、休むことなく練習を続けられます。
 

スポーツマンにとって1日でも体を動かせなくなるのはとても辛いこと。早めにケアを行うことがとても大切なのです。
 

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